文部科学省 成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進事業

FSG高等部
平成29年4月国際アート&デザイン専門学校高等課程より校名を変更

開発する教育カリキュラムの全体的な骨格

業界技術背景として、現在のゲーム制作は3DCG(3次元)および2DCG(2次元)の両方を用いることが非常に多くなっている。2D制作ツールとして広く利用されている、「OPTPiX SpriteStudio」を活用し、2Dゲーム制作スキルの向上を図る。3D制作では、家庭用ゲーム機およびスマートフォンなどのモバイルゲーム制作のゲームエンジンとよばれるツールが広く使われる様になっていることから、現在、広く利用されているゲームエンジンの一つである「Unity」を活用して、3Dゲーム制作スキルの向上を図る。

ワークショップ形式の授業とする理由として、現在のゲーム制作は専門的なスキルを持つ製作者がチームとなって進めることが殆どである。その為、アイディアを創出する為のディスカッション、意思疎通の為のコミュニケーション、制作したものを説明するプレゼンテーションスキルが求められる。チームごとにアイデアソンから、プレゼンテーションまでを行うワークショップによりスキルを醸成する。

また、ゲームおよびコンテンツ業界の仕組みや求められているスキル、キャリアパスなどを知ることで、今後どのようなスキルを高めていくべきかを主体的に考える機会とする。

ゲーム制作は総合芸術といわれる程に細分化された多種多様なスキルと、人材の連携により成り立っている。

一連のプログラムを総合的に学習することにより、業界で必要とされる知識とスキルの習得及びコミュニケーション能力の向上を図る教育プログラムとする。

  • ※上記カリキュラムは開発推進委員会で暫定的シラバスを作成し実証講座を実施する。
  • ※カリキュラムと実証講座、受講者の成果と評価を検証・評価委員会にて検証する。
  • ※委員会の意見を反映しコマシラバスと達成度評価基準を策定する。

カリキュラム概要

1.ゲーム制作ツール演習①(15H)

  • 2D制作ツール「OPTPiX SpriteStudio」を活用した2D制作演習

2.ゲーム制作ツール演習②(15H)

  • ゲームエンジン「Unity」を活用した3D制作演習

3.ゲームコンテンツ企画ワークショップ演習(12H)

  • グループ単位でゲームコンテンツ企画を制作する
  • (アイディア創出、ディスカッション、プレゼンテーションスキル醸成)

4.ゲームクリエイターキャリア講座(3H)

  • ゲーム及びコンテンツ業界の仕組み、求められるスキル、キャリアパスの学習
カリキュラム授業計画Ⅰ カリキュラム授業計画Ⅱ カリキュラム授業計画Ⅲ

開発に際して実施する実証講座の概要

実証講座の対象者
本校在校生 (ゲーム・情報コース)2年生
期間(日数・コマ数)
平成28年8月~12月3回(夏休み、秋休み、冬休み)
1週間(5日×3コマ)×3回
実施手法
講義及び制作ワークショップ
想定される受講者数
15名
受講者のうち就業、進学、キャリアアップ、キャリア転換につながる者の目標人数
10名

【第1回 開発推進委員会】

  • 日時:9月14日(水)16:00~17:00
  • 場所:国際アート&デザイン専門学校 201教室
  • 出席:13名
  • 議事:本年度事業計画の説明、運営計画の審議

出席者

氏名 所属・職名 都道府県名
双石 茂 学校法人新潟総合学院/常務理事 福島県
中野寿郎 国際アート&デザイン専門学校/校長 福島県
伊藤 智 国際アート&デザイン専門学校高等課程/副校長 福島県
竹田隆行 開志学園高等学校/副校長 新潟県
高木かずえ 高松高等学院/副校長 香川県
知念仁志 インターナショナルデザインアカデミー高等課程/教務部長 沖縄県
中林寿文 NP0法人国際ゲーム開発者協会日本/副理事長 東京都
篠月梟太郎 漫画家 福島県
鈴木 賢 株式会社ICO 福島県
和田秀勝 専門学校国際情報工科大学校/副校長 福島県
水野和哉 学校法人新潟総合学院事業政策部/部長 福島県
橋本泰信 国際アート&デザイン専門学校高等課程/教務部長 福島県
斎藤勇二 国際アート&デザイン専門学校高等課程/事務局長 福島県

審議内容

1.平成28年度文部科学省
「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業概要説明

2.「マンガ・ゲーム分野のIT技術を活用した早期専門教育の人材育成事業」内容説明

  • 事業の趣旨・目的
  • 教育カリキュラムを受講した生徒が目指す人材像
  • 会議、委員会の説明
    • 委員会の目的、検討の具体的内容、実施時期
  • 開発する教育カリキュラム説明・審議
    • ゲーム制作カリキュラム
    • デジタルイラスト・マンガ制作カリキュラム
  • 実証講座計画審議
    • ゲーム制作実証講座
    • デジタルイラスト・マンガ制作実証講座

3.その他

経理処理についてのご案内

【第1回 ゲーム制作分科会】

  • 日時:9月23日(金)10:00~11:00
  • 出席:6名
  • 議事:第1回カリキュラム検討(ゲームクリエイター講座、ゲームコンテンツ企画)

出席者

氏名 所属・職名
中林寿文 NP0法人国際ゲーム開発者協会日本/副理事長
大槻晃士 国際アート&デザイン専門学校
溝井光司 国際アート&デザイン専門学校
橋本泰信 国際アート&デザイン専門学校高等課程
伊藤 智 国際アート&デザイン専門学校高等課程
猪俣めぐみ 国際アート&デザイン専門学校高等課程

審議内容

■運営体制

役割等 氏名
講師 中林寿文
補助 大槻晃士 溝井光司
猪俣めぐみ(生徒指導)

■学校備品

  • MacBookPro 12台(Unity、Maya)
  • プロジェクター、模造紙、カラーペン

■実施教室

  • I-medical看護 401教室

■第一回目講座目的

  • (1)ゲームクリエイターキャリア講座
    • ゲーム及びコンテンツ業界の仕組み、求められるスキル、キャリアパスの学習
  • (2)ゲームコンテンツ企画ワークショップ演習
    • グループワークによるコミュニケーションスキルの向上
    • アクティブラーニングで自発的な授業への取り組み姿勢の向上

■対象者

  • 高等部生徒 計12名

■運営スケジュール

日程 時間 授業数
9月27日(火) 9:30~12:20 3コマ
9月28日(水) 9:30~16:10 6コマ
9月29日(木) 9:30~16:10 6コマ

■授業内容

  • オリテ
    • 授業内容・目的説明・動機づけ
    • リーダー等役割決め
  • 授業
    • ゲームクリエイターキャリア講座
      1. 1.ゲーム・コンテンツ業界俯瞰
      2. 2.仕事の種類と内容
      3. 3.ゲーム・コンテンツ業界を目指すには
    • アイデアソンワークショップ
    • GameJam(ゲーム特化型ハッカソン)の概要
    • マインドマップの概念とアイデア発想法
    • プレゼン講座
    • プレゼン講座
    • まとめ、総評、アンケート記入

【第1回ゲーム制作カリキュラム実証講座】

  • 日時:9月27(火)~9月29(木)
    (9:30~12:20(3H)×1日+9:30~16:10(6H)×2日=15H)
  • 出席:生徒12名 講師1名 補助3名
  • 授業:ゲームクリエイター講座、ゲームコンテンツ企画(グループワーク演習)

■運営体制

役割等 氏名
講師 中林寿文
補助 大槻晃士 溝井光司
猪俣めぐみ(生徒指導)

■学校備品

  • MacBookPro 12台(Unity、Maya)
  • プロジェクター、模造紙、カラーペン

■実施教室

  • I-medical看護 401教室

■第一回目講座目的

  • (1)ゲームクリエイターキャリア講座
    • ゲーム及びコンテンツ業界の仕組み、求められるスキル、キャリアパスの学習
  • (2)ゲームコンテンツ企画ワークショップ演習
    • グループワークによるコミュニケーションスキルの向上
    • アクティブラーニングで自発的な授業への取り組み姿勢の向上

■対象者

  • 高等部生徒 計12名

■運営スケジュール

日程 時間 授業数
9月27日(火) 9:30~12:20 3コマ
9月28日(水) 9:30~16:10 6コマ
9月29日(木) 9:30~16:10 6コマ

■授業内容

  • オリテ
    • 授業内容・目的説明・動機づけ
    • 3日間の流れ説明
    • 講師紹介
    • 班内自己紹介(アイスブレイク)
      • ※スキル、得意分野等も?
      • リーダー等役割決め
  • 授業
    • ゲームクリエイターキャリア講座
      • 1.ゲーム・コンテンツ業界俯瞰
        • どんな会社があるのか?
        • ゲーム業界の構造(パブリッシャー、デベロッパー、流通など)
      • 2.仕事の種類と内容
        • どんな仕事があるか(開発、広報、総務、人事)
          ※会社の基本的な仕組みも含む
        • 開発(クリエイター)の仕事とは?
          • "プランナー、プログラマー、グラフィックデザイナー、サウンドクリエイター、ディレクター、プロデューサー"
        • 広報の仕事とは?
        • 総務の仕事とは?
        • 人事の仕事とは?
      • 3.ゲーム・コンテンツ業界を目指すには
        • アイデアソンワークショップ
        • チームでのアイデア創発ワークショップ(アイデアソン)と企画プレゼンテーションまでを行い、ハッカソンで得られる知見について短期的に体験する。
        • GameJam(ゲーム特化型ハッカソン)の概要
        • マインドマップの概念とアイデア発想法
        • プレゼン講座
          • プレゼンテーションとは
          • 発表の仕方
          • プレゼンテーションツールの実習
          • 発表の作成
          • チーム毎でのゲーム企画アイデアソン
          • アイデアソン継続
        • 【グループ内でプレゼン準備】
          • 画像の書き出し
          • 発表文の作成
          • ストーリー、世界観、キャラ設定等
          • 班ごとにプレゼン発表
          • まとめ、総評、アンケート記入
          • ~終了
第1回実証講座内容・成果物

【第2回ゲーム制作分科会】

  • 日時:11月16日(水)16:30~17:30
  • 出席:5名
  • 議事:第2回実証講座カリキュラム検討、第3回実証講座カリキュラム検討

出席者

氏名 所属・職名
中林寿文 NP0法人国際ゲーム開発者協会日本/副理事長
大槻晃士 国際アート&デザイン専門学校
溝井光司 国際アート&デザイン専門学校
伊藤 智 国際アート&デザイン専門学校高等課程
猪俣めぐみ 国際アート&デザイン専門学校高等課程

審議内容

■運営体制

役割等 氏名
講師 中林寿文
補助 大槻晃士 溝井光司
猪俣めぐみ(生徒指導)

■学校備品

  • MacBookPro 12台(Unity、Maya)
  • プロジェクター、模造紙、カラーペン

■実施教室

  • I-medical看護 401教室

■第二回目実証講座目的

  • (1)ゲーム制作におけるCG制作についての学習
  • (2)2D CGアニメーション制作ツール(ウェブテクノロジ社 OPTPiX SpriteStudio)
    • ワークショップ演習
  • (3)CGアニメーション共同制作ワークショップ演習
    • グループワークによるコミュニケーションスキルの向上
    • アクティブラーニングで自発的な授業への取り組み姿勢の向上

■対象者

  • 高等部生徒 計12名

■運営スケジュール

日程 時間 授業数
12月14日(水) 10:30~16:10 5コマ
12月15日(木) 10:30~16:10 5コマ
12月16日(金) 10:30~16:10 5コマ

■授業内容

  • オリテ
    • 授業内容・目的説明・動機づけ
    • 3日間の流れ説明
    • 講師紹介
    • 班内自己紹介(アイスブレイク)
  • 授業
    • ゲームにおけるCG制作と2D CGの基本
      1. 1.ゲームCG制作の仕事
        • どのようなシーンで利用されるのか
        • CGクリエイターの仕事
        • ゲーム業界におけるCG制作
        • どのようなフローで制作されるのか( 企画、ラフ、作画、フィニッシュ )
        • CGクリエイターを目指すには
      2. 2.CGの種類など
        • CGにはどのようなものがあるのか( 2D, 3Dなど)
        • 制作方法の違い  などなど…
        • OPTPiX SpriteStudio制作ワークショップ(1)
          (基本操作)
        • OPTPiX SpriteStudio制作ワークショップ(2)
          (応用編)
        • チーム毎でのCG企画
        • 班内自己紹介(アイスブレイク)
          ※スキル、得意分野等も?
          ※チーム名を決めても面白いかと思いました
        • 【グループ内でプレゼン準備】
          • 画像の書き出し
          • 発表文の作成
          • ストーリー、世界観、キャラ設定等
          • 班ごとにプレゼン発表
          • まとめ、総評、アンケート記入
          • ~終了

■第三回実証講座目的

  • (1)ゲーム制作のプロセス
    • 制作プロセスの概要
    • ゲーム制作におけるゲームエンジンのミドルウェアの利用
  • (2)Unityゲーム制作ワークショップ演習
    • グループワークによるコミュニケーションスキルの向上
    • アクティブラーニングで自発的な授業への取り組み姿勢の向上

■対象者

  • 高等部生徒 計12名

■運営スケジュール

日程 時間 授業数
12月20日(火) 10:30~16:10 5コマ
12月21日(水) 10:30~16:10 5コマ
12月22日(木) 10:30~16:10 5コマ

■授業内容

  • オリテ
    • 授業内容・目的説明・動機づけ
    • 3日間の流れ説明
    • 講師紹介
  • 授業
    • Unity制作ワークショップ(1)
      (基本操作)
    • Unity制作ワークショップ(2)
      (応用編)
    • チーム毎でのゲーム企画
    • リーダー等役割決め
    • チーム毎でのゲーム制作
    • 【グループ内でプレゼン準備】
      • 画像の書き出し
      • 発表文の作成
      • ストーリー、世界観、キャラ設定等
      • 班ごとにプレゼン発表
      • まとめ、総評、アンケート記入
      • ~終了
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