業界技術背景として、現在のゲーム制作は3DCG(3次元)および2DCG(2次元)の両方を用いることが非常に多くなっている。2D制作ツールとして広く利用されている、「OPTPiX SpriteStudio」を活用し、2Dゲーム制作スキルの向上を図る。3D制作では、家庭用ゲーム機およびスマートフォンなどのモバイルゲーム制作のゲームエンジンとよばれるツールが広く使われる様になっていることから、現在、広く利用されているゲームエンジンの一つである「Unity」を活用して、3Dゲーム制作スキルの向上を図る。
ワークショップ形式の授業とする理由として、現在のゲーム制作は専門的なスキルを持つ製作者がチームとなって進めることが殆どである。その為、アイディアを創出する為のディスカッション、意思疎通の為のコミュニケーション、制作したものを説明するプレゼンテーションスキルが求められる。チームごとにアイデアソンから、プレゼンテーションまでを行うワークショップによりスキルを醸成する。
また、ゲームおよびコンテンツ業界の仕組みや求められているスキル、キャリアパスなどを知ることで、今後どのようなスキルを高めていくべきかを主体的に考える機会とする。
ゲーム制作は総合芸術といわれる程に細分化された多種多様なスキルと、人材の連携により成り立っている。
一連のプログラムを総合的に学習することにより、業界で必要とされる知識とスキルの習得及びコミュニケーション能力の向上を図る教育プログラムとする。
- ※上記カリキュラムは開発推進委員会で暫定的シラバスを作成し実証講座を実施する。
- ※カリキュラムと実証講座、受講者の成果と評価を検証・評価委員会にて検証する。
- ※委員会の意見を反映しコマシラバスと達成度評価基準を策定する。