ゲーム制作カリキュラム
開発する教育プログラム(又は教育カリキュラム)の全体的な骨格
業界技術背景として、現在のゲーム制作は3DCG(3次元)および2DCG(2次元)の両方を用いることが非常に多くなっている。2D制作ツールとして広く利用されている、「OPTPiX SpriteStudio」を活用し、2Dゲーム制作スキルの向上を図る。3D制作では、家庭用ゲーム機およびスマートフォンなどのモバイルゲーム制作のゲームエンジンとよばれるツールが広く使われる様になっていることから、現在、広く利用されているゲームエンジンの一つである「Unity」を活用して、3Dゲーム制作スキルの向上を図る。
ワークショップ形式の授業とする理由として、現在のゲーム制作は専門的なスキルを持つ製作者がチームとなって進めることが殆どである。その為、アイディアを創出する為のディスカッション、意思疎通の為のコミュニケーション、制作したものを説明するプレゼンテーションスキルが求められる。チームごとにアイデアソンから、プレゼンテーションまでを行うワークショップによりスキルを醸成する。
また、ゲームおよびコンテンツ業界の仕組みや求められているスキル、キャリアパスなどを知ることで、今後どのようなスキルを高めていくべきかを主体的に考える機会とする。
ゲーム制作は総合芸術といわれる程に細分化された多種多様なスキルと、人材の連携により成り立っている。
一連のプログラムを総合的に学習することにより、業界で必要とされる知識とスキルの習得及びコミュニケーション能力の向上を図る教育プログラムとする。
- ※上記カリキュラムは開発推進委員会で暫定的シラバスを作成し実証講座を実施する。
- ※カリキュラムと実証講座、受講者の成果と評価を検証・評価委員会にて検証する。
- ※委員会の意見を反映しコマシラバスと達成度評価基準を策定する。
カリキュラム概要
1.ゲーム制作ツール演習①(15H)
- 2D制作ツール「OPTPiX SpriteStudio」を活用した2D制作演習
2.ゲーム制作ツール演習②(15H)
- ゲームエンジン「Unity」を活用した3D制作演習
3.ゲームコンテンツ企画ワークショップ演習(12H)
- グループ単位でゲームコンテンツ企画を制作する
- (アイディア創出、ディスカッション、プレゼンテーションスキル醸成)
4.ゲームクリエイターキャリア講座(3H)
- ゲーム及びコンテンツ業界の仕組み、求められるスキル、キャリアパスの学習
デジタルイラスト・マンガ制作カリキュラム
開発する教育プログラム(又は教育カリキュラム)の全体的な骨格
イラスト・マンガ制作の業界においては、従来の手書きの手法に代わり専用ソフトウェア「CLIP STUDIO」と「ペンタブレット」や「液晶タブレット」との組み合わせで制作する手法が先端技術となっている。受講生はアナログによるイラスト・マンガの制作技術を学習しているが、デジタル技術を活用した作画技術を学ぶことにより実践的な学習が可能となる。
ワークショップ形式の授業とする理由として、現在のイラスト・マンガ制作は専門的なスキルを持つ者が協力しながら進めることが多くなっていることから、アイディアを創出する為のディスカッション、意思疎通の為のコミュニケーション、制作したものを説明するプレゼンテーションスキルが求められる。
これらの技術の習得のためにデジタル表現技法を学びながら、キャラクターデザイン演習、マンガ表現技法演習、背景表現演習をとおし、ワークショップ形式の特別授業のなかで作品を制作することにより、柔軟な「発想力」や「想像力」を醸成する。
一連のプログラムを総合的に学習することにより、業界で必要とされる知識とスキルの習得及びコミュニケーション能力の向上を図る教育プログラムとする。
- ※上記カリキュラムは開発推進委員会で暫定的シラバスを作成し実証講座を実施する。
- ※カリキュラムと実証講座、受講者の成果と評価を検証・評価委員会にて検証する。
- ※委員会の意見を反映しコマシラバスと達成度評価基準を策定する。
カリキュラム概要
1.キャラクターデザイン演習(グループワーク演習)(15H)
2.マンガ表現技法演習(グループワーク演習)(15H)
3.背景表現演習(グループワーク演習)(10H)
- 一点透視図法
- 二点透視図法
- 三点透視図法
- 影の描き方
4.デジタル表現技法習得(デジタルソフト習得)(5H)
- CLIP STUDIOによる表現技法
- ペンタブレット(液晶タブレット)による表現技法